1981-04-09 第94回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
○垂木説明員 中国から引き揚げてまいりました人たちに対します日本語教育の役割りを果たしている一環といたしまして、ただいま御指摘のありましたような中学校の夜間学級が現実の問題として大きな機能を果たしておるわけでございます。これは実は全国に三十校ほどございまして、その中で東京にも何校かあるわけでございますけれども、いま御指摘がありましたようにその夜間学級の中で四つの学校につきましては特に日本語学級というのを
○垂木説明員 中国から引き揚げてまいりました人たちに対します日本語教育の役割りを果たしている一環といたしまして、ただいま御指摘のありましたような中学校の夜間学級が現実の問題として大きな機能を果たしておるわけでございます。これは実は全国に三十校ほどございまして、その中で東京にも何校かあるわけでございますけれども、いま御指摘がありましたようにその夜間学級の中で四つの学校につきましては特に日本語学級というのを
○垂木説明員 言葉の問題は、先ほど来先生御指摘になっておりますように、引き揚げてまいりました人たちが日本で生活をしていく上で一番大事なことになろうかと思うわけでございます。 国交回復以後、中国から引き揚げて学校に入る方が多数見えるわけでございまして、文部省の統計によりますと、五十四年度中に小、中、高に入りました児童生徒が二百三十八人というような数に及んでおるわけであります。このような人たちは各地の
○垂木説明員 中国から引き揚げてまいりました人たちに対します日本語教育について、学校教育の面でどういう対策を講じているかということについて御説明させていただきます。 御承知のとおり、引き揚げてまいりました者が学齢の児童生徒であります場合には、これは当然小学校なり中学校なりに入学をいたしまして義務教育を受けることになるわけでございます。そこで文部省といたしましても、中国から引き揚げてまいりました児童生徒
○垂木説明員 御承知かと思いますけれども、ことしの四月から中学校につきましては新しい学習指導要領が全面的に実施になっているわけでございます。今回の学習指導要領の改定に当たりましては、特に道徳教育という面を重視いたしておるわけでございまして、その際に道徳的な実践力の育成を図るということを強調いたしておるわけでございます。最近の生徒の実態、非行の増加などにかんがみまして、学習指導要領の円滑な実施を図るために
○垂木説明員 御説明申し上げます。 校内暴力が非常に続発いたしておるわけでございまして、それの対応といたしましても学校の中での秩序が維持されなければならないというような御指摘があるわけでございます。学校の管理運営におきまして、一面では校長の指導のもとに学校の管理運営が秩序を持って規律正しく行われなければならないという面があるわけでございます。それにあわせましてただいま御指摘のように、生徒に対しまして
○説明員(垂木祐三君) 先ほど申しましたように、文部省の立場といたしましては、学校が良好な教育的な環境に保てるように努力をいたしたいと思っておる次第でございます。
○説明員(垂木祐三君) ただいま馬場委員御指摘の喫茶店の問題でございますけれども、直接中学生あるいは高校生がこのような喫茶店に出入りをすることになりますと、教育上きわめて問題があろうかと思います。あるいは直接そこへ中学生、高校生が出入りをするということがないといたしましても、そのような店がありますということは、その地域の風紀を害すると申しますか、善良な風俗を害するということになろうかと思うわけでございまして
○垂木説明員 教育関係の問題といたしましては、一つは沖繩教員特別研修ということが要望として出ておるわけでございます。この沖繩教員特別研修につきましては、三つほど柱がございまして、一つは沖繩研究教員制度と申しまして、沖繩の先生を本土にお招きいたしまして研修する制度、それから二番目は夏季現職教育講習会講師派遣と申しまして、本土の先生方あるいは指導者が沖繩に行きまして夏季休業中に講習をする制度、それから三番目
○説明員(垂木祐三君) 御説明いたします。 沖繩の教員の特別研修につきましては三つほど事項があるわけでございまして、ただいま先生から御質問がございましたが、一つは沖繩研究教員制度と申しまして、沖繩の先生を本土の方へ留学させまして研修をする制度。それから二番目といたしましては夏期現職教育講習会講師派遣と申しまして、沖繩県が夏休み中に教員のために研修会を主催いたします場合にこちらの方から講師を派遣する
○垂木説明員 就学援助をいたします対象といたしましては、先ほど申しましたような法律に一応基準を決めておるわけでございます。生活保護法第六条第二項に規定いたします要保護者あるいはこの要保護者に準じます準要保護者、これが一応保護の対象ということになっておるわけでございます。その際準要保護者につきましては文部省の方の通知である程度範囲を具体的に示しておりまして、たとえば従来生活保護法に基づく保護を受けておりました
○垂木説明員 御説明いたします。 初めに就学奨励費のことでございますが、これは米沢委員恐らく御承知かと思うのでございます。現在、義務教育の段階におきましては、経済的理由によりまして就学困難が生ずることのないよう、市町村は経済的理由によりまして就学困難な児童生徒の保護者に対しまして必要な援助を与えなければならない、こういうことになっておるわけでございます。したがいまして、市町村が行いますそのような援助
○垂木説明員 ただいま正森委員がいろいろな数字を挙げられまして、児童生徒がスーパーマーケットなどで非常に犯罪を犯しておるのではなかろうか、こういう御指摘がございました。私たちの方も、最近の児童生徒の非行の状況を見ますと御指摘のとおりの状況でございまして、非常に心配をいたしておるわけでございます。スーパーマーケットなどにつきましては、商品の陳列の形態などから見まして子供たちに万引きを行わせるような誘惑
○垂木説明員 御説明いたします。 山王ホテルの米軍宿舎が南麻布の方へ移転するということにつきましては、文部省といたしましては詳細は承知いたしていないのでございます。この問題につきまして地元の学校あるいは教育関係者等から直接文部省の方へ話を持ち込んできているということはないかと思っておるのでございます。都の教育委員会の方に問い合わせてみたわけでございますけれども、現在のところ、同様に地元の反対とか学校
○説明員(垂木祐三君) 校内暴力等の非行を防止するためには、何と申しましても、やはり学校が主体となりましてこれに取り組む必要があろうかと思うわけでございます。児童、生徒の育成は、具体的に申しますと、やはり学校におきまして、それぞれの教師の指導によって行われるものであるわけでございます。 そこで、校内暴力等の非行の防止を図るために、それぞれの学校で教育の内容を充実し、あるいは教師が一人一人の生徒を十分理解
○説明員(垂木祐三君) 御説明いたします。 先ほど文部大臣はこの問題逃げておるのじゃなかろうかというような記事を引かれたわけでございますけれども、文部大臣といたしましても決してこの問題から逃げておるわけでございませんで、前向きに一生懸命取り組んでおるわけでございます。 実は、この非行問題につきましては、つい最近に始まったわけじゃございませんでして、以前からいろいろこういう問題が出ておるわけでございまして
○説明員(垂木祐三君) 御説明をいたします。 最近、校内暴力が非常に発生を見ておることは、私たちといたしましても大変遺憾に思っておるところでございます。校内暴力といいますと、一般的に学校教育の場におきまして生徒によって引き起こされる事件でございます。その校内暴力の原因といたしましては、いろいろ複雑な原因が絡んでおるかと思うのでございまして、たとえば本人の素質の問題とか家庭の環境とか社会的な風潮とか
○垂木説明員 御説明申し上げます。 最近の校内暴力がしばしば新聞などで報道されておりまして、私たちの方も大変遺憾に思っておるわけでございます。その実情につきましては、ただいま警察庁の方から御説明があったわけでございます。 なぜ校内暴力が発生するか、その原因につきましてはいろいろむずかしい問題があるわけでございますけれども、何と申しましても、中学校あるいは高等学校段階の生徒と申しますと、ちょうど心身
○垂木説明員 御説明申し上げます。 無国籍の児童につきましても、生年月日を確認いたしまして小学校あるいは中学校に受け入れておるわけでございます。学校に受け入れました以上、日本に国籍のあります児童生徒と全く差別なしに取り扱いをいたしておるわけでございまして、もとより御指摘がございました教科書につきましても無償給与の対象にいたしておるわけでございます。
○説明員(垂木祐三君) 抽象的に申しますれば、決して望ましいことじゃないと思うわけでございます。ただ、学校の数は御承知のとおり非常にたくさんございますし、それぞれの市町村によりまして学校を新たに建設する場合の校地の取得の問題などもあるわけでございます。いろいろな要素を考えながらそれぞれの地方公共団体で御判断いただいておる、こういうふうに考えるわけでございます。
○説明員(垂木祐三君) スーパーマーケットに起因をいたしましていろいろ生徒の非行が出ておることは、先ほど御説明いたしたようなことになろうかと思うわけでございます。文部省の方の一般的な生徒指導上の問題といたしましては、日ごろから学校教育を充実いたしまして、児童生徒にとって学校が楽しい生活の場になるようにするとか、あるいは日ごろから教師と生徒あるいは生徒相互間の人間関係を豊かなものにしていくというような
○説明員(垂木祐三君) ただいま御指摘のように、最近、児童生徒の非行が増加している傾向が見られるわけでございます。文部省の方といたしましても大変遺憾に思っておるわけでございます。その非行の大部分は万引きでございますとか、あるいは自転車を乗り逃げをいたしますとか、動機が単純で手口が簡単と申しますか、いわゆる遊び型非行が非常にふえておるわけでございます。 児童生徒の非行につきましては、地域社会によりましていろいろな
○説明員(垂木祐三君) 御説明申し上げます。 小学校、中学校、高等学校の社会科におきまして児童生徒にわが国の領土を正しく理解させるという観点から、北方領土につきましてはこれがわが国固有の領土であるということを適切に指導するようにいたしておるわけでございます。現在使用されております小学校、中学校、高等学校の社会科の教科書ではすべてこの北方領土に関します記述がなされておるわけでございます。特に中学校の
○垂木説明員 ただいま御指摘の学校警察連絡協議会でございますけれども、これにつきましては、昭和三十八年でございますけれども、文部省の方と警察の方とで相談をいたしまして、都道府県の方に対しまして、生徒の非行防止のために学校と警察とが常に連絡を保ちながら早期に補導するような体制を強化する必要があるということで、この学校警察連絡協議会を設置し、それに参加をするようにという指導をいたしておるわけでございます
○垂木説明員 先ほど御指摘がございましたが、最近青少年の非行が非常に増加をいたしておるわけでございまして、特に年齢が次第に低くなっておると申しますか、学校内の暴力事件にいたしましても最近は中学生による事件が増加をする傾向が見られておるわけでございまして、文部省の方といたしましても大変憂慮いたしておるわけでございます。そのような学校内の暴力事件も含めまして生徒の非行の対策といたしまして、従来から文部省
○垂木説明員 御説明申し上げます。 ただいま学校内の暴力事件について、文部省の方でどのように実態を把握しておるかというお尋ねがございました。これは文部省の方では直接把握をいたしておりませんでして、警察庁の方で把握いたした資料があるわけでございまして、それにつきましては、先ほど総理府の方の資料を挙げてお尋ねになりましたような数字になっているわけでございます。
○垂木説明員 御説明申し上げます。 先般、大阪府下で電車の脱線事故が中学校の生徒の置き石を原因といたしまして発生いたしましたことは大変遺憾に存じておるわけでございます。ただいま運輸省の方からの御説明もございましたが、文部省といたしましても、このようなわずかのいたずらから重大な事故が発生することはきわめて憂慮すべきことでございますので、先月二十九日付で文部省の初等中等教育局長名をもちまして、都道府県
○垂木説明員 御説明申し上げます。 中学生や高校生の喫煙の問題でございますが、その実態につきましては、喫煙をいたしております生徒も、未成年者がたばこを吸ってはいけないという認識は持っておるようでございまして、正確な実態というのはよくわからないわけでございます。小範囲にわたってのいろいろな実態調査はあるわけでございますが、たとえば都内の都立高校の生徒二千人程度を対象といたしました調査によりますと、男子
○垂木説明員 御説明申し上げます。 先ほど学校事務職員の研修につきまして御説明いたしたわけでございますが、学校の運営上、教職員とともに学校事務職員がきわめて重要な役割りを果たしておるわけでございまして、文部省といたしましても今後とも引き続き事務職員の研修には努めてまいりたい、こういうふうに思うわけでございます。ただ、現実の問題といたしまして、教職員の研修の必要性に比べまして事務職員の研修の機会が少
○垂木説明員 御説明申し上げます。 文部省が実施いたしております学校事務職員の研修でございますが、次のようなことを実施いたしておるわけでございます。 まず第一に、公立の小中学校の事務職員で指導的な立場にある人たちに対しましての研修会でございまして、これにつきましては、各県から二名ずつという程度で、一週間にわたりまして筑波にございます教育会館の分館で研修をいたしております。 それから第二番目といたしまして
○説明員(垂木祐三君) というようなこともございまして、一ころ非常に夜間中学校が多かったわけでございますが、最近は非常にその夜間中学も減少いたしておるわけでございます。この夜間中学におきまして、現実の問題といたしまして、外地から引き揚げてまいりまして日本語の十分理解できていないような者の受け入れをいたしておるわけでございますが、基本的な中学校教育のあり方といたしまして、夜間中学でそのような者たちを受
○説明員(垂木祐三君) 中国からわが国へ引き揚げてまいりました児童生徒の取り扱いにつきましては、やや古い通達でございますが、昭和二十八年の三月に文部事務次官から各都道府県教育委員会あての通達を出しておるわけでございます。その通達が基本的な現在までの取り扱いの方針になっておるわけでございますが、その通達によりまして、中国地域からの児童生徒の転学、受け入れの要領といたしまして、「学齢児童生徒については、
○説明員(垂木祐三君) 二点お尋ねがございました。 第一点につきましては、理科設備の充実の状況がどうなっておるかと、こういうことでございます。昭和二十九年に理科教育振興法が制定になりまして、それ以後二十五年たっておるわけでございますが、その間に三度ほど基準の改定をいたしてございます。したがいまして、基準の改定をいたすたびに少しずつ到達の目標というものが高くなっておるわけでございますが、それはさておくといたしまして
○説明員(垂木祐三君) その点につきましては実は佐藤委員御指摘のとおりでございまして、特に御承知のとおり最近は非常に物価の上昇というようなことも見られるわけでございまして、文部省が予定したほど現実の問題といたしまして充実していないのは私どもの方も大変遺憾に思っておるわけでございます。したがいまして、今後ともこの予算の増額につきましては十分努力をしていきたい、こういうふうに考えておるわけでございます。
○説明員(垂木祐三君) 理科教育がきわめて重要なことにつきましては御指摘のとおりでございますし、文部省といたしましても、教育内容の改定に当たりましては常々理科教育の充実に努めておるところでございます。理科教育の円滑な実施のために御承知のとおり理科教育振興法というのがございますし、そのほか予算措置をもちまして理科教育の設備の充実に努めてまいっておるわけでございます。 この理科教育の設備の充実につきましては